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FX予言集 フィリップFXブログ

空売り規制

ギリシャは昨日までに緊急支援融資の受け取り、19日の国債償還へ準備万端となってユーロの買戻し、及び欧州株、ダウ平均先物の上昇でクロス円も上昇基調であった。 しかしドイツ政府がユーロ圏の国債、CDSなどの空売り禁止を実施すると明らかにしたことから、ユーロの急落となった。 ユーロドルは1.24台で短期の買戻しが入っていて1.25までの売りをこなしているかに見えたが、その流れの中を断ち切るような動きは欧州がユーロ安を容認と再確認されてもおかしくはない。 金融規制は市場経済主義のヘッジファンドにとっては不利ということで彼らの怒りが売りを促がしたのか、規制を発端にダウ平均も大きく下落してクロス円の売りを増幅させた。 彼らの標的は、ギリシャや南欧だけではなく、ユーロ通貨の枠組みまでもターゲットになってきている。 市場経済主義か準社会主義的資本経済かヘッジファンド勢がどちらを取りたいかは明確であり、この動きでユーロドルの更なる下落の可能性は以前より大きくなりそうだ。 短期では戻していただけに、ポジションが軽くなって下げやすい展開はしばらく続くであろうか。 ユーロドルが先日の安値を割り込んできただけに、世界的な株価が軟調であれば一旦はクロス円も投機的な売りに見舞われてもおかしくはない。 現在欧州や英国の平均株価が3%ほど下げている。 ここ数週間話題にあまり上っていないが、今夜のFOMC議事録に絡んでダウ平均が下げを拡大すれば、クロス円が下へと突っ込む動きもあるかもしれない。 株式反発などで戻しがあるとすれば、ユーロドルの1.2280付近までの戻しの可能性はあるが、1.23台は重い感じが出ている。
 欧州時間に入ってからは、ユーロも落ちてはいるがオセアニア通貨の下落が激しい。 これは、中国上海株価の下落相場入りも話しに出てくるほど不動産価格の上昇が激しくバブル的要素がクローズアップしている中で、融資規制や利上げで下落し始めた影響が海外の新興国にも波及し、金以外の商品価格の下落がオセアニア通貨に売りを浴びせている。 日本人投資家がオセアニア円の保有を膨らませている事も損切りの売りから下落となっているようだ。 6日のユーロ下落から変動率が上昇して維持している事から、懐は大きくして相場に入っていく必要がある。 今年は、これからもっと動きが激しくなる日々が出てくるのではと思っている。 

2010.5.19日 7:14更新

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