FX予言集 フィリップFXブログ
クロス円堅調
数日前から感じていたのだが、東京時間ではユーロドルの堅さが目に付いている。 最初は明らかにユーロ円の売り玉が出ているようで、ドル円、ユーロドルが同時に下げ始めるのだが後にユーロドルだけ上昇し、ユーロ円は引き続き軟調さが変わらずの場合はドル円が下げてしまう。 他のクロス円にも多少売りが出ているのも原因だが、ユーロドルの下値には買い需要がありそうな感じがしている。 ギリシャの国債入札に絡んでの買いがあるのかはわからないが、チャートを見ても今週に入ったからは1.3550を底にしてゆっくりだが上昇基調で、下値の堅さを見て取れる形となっている。 上昇が早いと落とされるが、これはクロス通貨であるユーロポンドやユーロスイス、またユーロ円絡みのヘッジ売りと思われる。
昨日のバーナンキ議長の議会証言では、金融緩和策を長期に続ける発言があり、米国金利は下落となりドル売りとなっている。 株式市場はこれを好感、またモルガンスタンレーの好決算も相まって、年初来高値更新となっていることでクロス円は上昇している。 その中でのドル円の堅調さは、クロス円の買いに支えられていてどうも単独の買いではなさそうだ。 FRBが長期の金融緩和策を言及していても、米連銀地区報告であるベージュブックでは大半の地区で経済活動が先月から強まっていることで全般では堅調な景気回復であるために数ヵ月後のニュアンス変更が予想される可能性が大きく、大きくドル売りに傾く状況でもない。 しばらくはクロス円を中心に堅調な相場が続きそうだ。
2010.4.15日 10:41更新
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