FX予言集 フィリップFXブログ
ユーロはまだ不安定
ギリシャ支援が固まった事で1.36台後半まで上昇したユーロドルだが、欧州市場に入ってからはじりじりと利食い先行の動きとなり、落ち着いた動きに終始した。 さすがに買いすぎ感が出ていたようで、支援に対して欧州勢はまだ不透明感を拭えないようだ。 ただダブルボトムからの上昇であるために短期で見ると底打ちで下値不安はだいぶ解消されてきたと思われる。 1.35台で下値を固める動きとなればひとまず1.38までの上昇は見込める。 支援内容が財務赤字をカバーする2兆円以上であるために、不透明感が何であれ次第に安心感は出てくるはず。 今回のユーロ売りは相場のテーマとしてギリシャがクローズアップされてしまったための大きな要因であったが、それがある程度収まると次のテーマを探しに行くのが相場である。 次がスペインになるのか、米国財政赤字の拡大から中国元切り上げとなるのかはまだわからないが、不安要素をダシに使われるような材料をどこの通貨圏が出してくるのか注意してみていく必要がありそうだ。 不安要素があまりないとすれば、日銀や日本政府のデフレに対する姿勢からキャリートレードからクロス円の上昇という円安妙味に現実味が帯びてくることもあり得る。 今日は、人民元の切り上げや株価下落から円高に振れておりドル円は93円割れとなっていて、92.30-40のサポートラインまでの下落余地が考えられる。
2010.4.13日 10:31更新
固定ページ
アーカイブ
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月