FX予言集 フィリップFXブログ
対ユーロ通貨
昨日の米国債入札が低調で利回り上昇からドル買いに振れていた為替相場だが、FOMC議事録での早期の利上げリスクへの懸念があるとしてドル売りとなって上昇分を吸収した格好となった。 欧州では、EU連合がギリシャ支援の内容修正を求めた動きからギリシャ国債とドイツ国債の利回り格差が拡大したことで、ユーロ売りとなっている。 ドル円で言えば、FOMCのニュアンスにタカ派への動き、つまり近い将来の金利上昇への布石となる言及があると見なされて1円ほど余計に上昇していたために、約1円下落したのはポジション整理ということであろう。 ここのところクロス円の上昇が、ユーロの下落からのショートカバーと世界的な株価上昇や商品相場上昇でリスクマネーが優勢となり、米国の利上げが早まるとの見方でドル円が上昇したことによるために、ドル円の下げに連れてのクロス円の同調も戻しとみてとれる。 ユーロだけは弱めの推移で、豪ドルやポンドドルは上昇トレンドとなっており、対ドルではなく対ユーロ通貨の買いが今の中心トレンドではないだろうか。 ユーロポンドは、0.91台から下落が続いており、ユーロスイスもスイス中銀の介入でなんとか支えてはいるが、底レベルでの推移となっており上は重い感じである。 このままクロス円が上昇するにしても、これからユーロ円だけは比較的時間が掛かる状況となるであるのではないか。
2010.4.7日 5:14更新
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