FX予言集 フィリップFXブログ
イースターの間に
欧州、英国、米国と主要市場が休みの中での重要な経済発表は、最近の米国雇用統計予想があまりにも当たらなかったので、市場参加者もあてにならない予想であるために、自分で悪いとか良いとかの予想をして相場に向かっていた感がある。 それと反して、結果はほぼ市場の予想通りで新味に欠ける背景は、今日のオバマ大統領の雇用統計に関するスピーチに合わせたのか、タイミングが良かったようだ。 今日のさすがのスピーチ内容は、雇用が復活している事、医療改革法案は高所得者ではなく一般の人々に恩恵があるというもので、自分の案を理解してもらうために米国経済は堅固であるなどと、うまいリップサービスにほかならない。 しかしマインドを重視するのには、米国の世界経済に対しての責任が感じられる。 この国民が世界の最大消費をまかなっている事実は、未だ中国も欧州も追いついていないことでわかる。 米国民の消費活動を活発にさせるためにも、リップサービスは必要であり、景気は“気”であると言われるように安心感をもたらす意味でも意味があると思われる。 国民を一体かさせる意味では、トヨタへのバッシングは致し方ないのであろうか。 悪い、悪いと言われるよりは、良くなると思って生活する方がストレスは半減し、活動的になるはずだ。 スポーツ界では、イメージトレーニングの場に於いては、失敗の記憶は全て無くし、成功体験のみ覚えるようなトレーニング方法が有効であるのは事実間違いないことである。 自分を追い込むより、開放させる方が結果良くなる事を先人、達人は知っているのである。
ちと相場の話からはずれてしまったが、雇用統計の結果後に利食いでドル円、クロス円が下落しその後に上昇の流れに戻っているのは、過熱感や高いというレベル感で売りから入るショート派が多くいるからであって、上がると買い戻すというパターンにはまりポジション的にも大きな売りで押さえる玉がなくなり、上値を追いやすくなる。 期初からの投信の買いは、期末にある程度打ってしまった輸出企業のオーダーが減った後の相場であるために、需給でも上を追いやすくなる。 更に米国ダウの上昇は、リスクテイクのキャリートレードが復活するのもこの金利差では致し方ないのであろうか。 この流れの中で、買えば儲かるという動きが出てくると、今度は利食いで下がっていく。 相場は生き物、活動的に前向きな相場と戦うのは大変だが、それは市場心理の逆をついてくるからチャートとよーく睨めっこして考えよう。 来週の前半は円安でも、後半は息切れから売りとなると予想している。 そのタイミングはあっという間に訪れる、下げに転じるのを当てるのは本当に難しいのでご注意を。
2010.4.3日 4:08更新
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