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FX予言集 フィリップFXブログ

ダウ1万ドル割れ

木曜日まで調整買戻しとなったユーロ円だが、欧州時間に入りギリシャやスペイン、更にポルトガルと次々と財政懸念からソブリン債格下げへの思惑が強くなり、株式相場が下落したことで下落基調と変化した。 その後発表された米国新規失業保険申請数が予想を大幅に上回る増加となり、金曜の雇用統計前に雇用環境の悪化と受け取られた。 米国時間では、その統計を受けて株価が下落しているところにバンクオブアメリカのCEO検挙かという報道でクロス円のストップハンティングから投売りまで見られる急速な下落となってユーロ円は抵抗線だった123円を割り込んだ。 今日も米国の雇用統計は9.7%で予想の10%から好転となったにも関わらず、非農業部門雇用者数変化は予想の1.5万人増加から2万人の減少ということで、株式市場は雇用悪化の確認と見てとりダウ平均も軟調推移となった。 株価の1万ドル割れというインパクトがクロス円の特にユーロ円の下落を後押しし、昨年2月以来一年振りの121.25付近までの下落となってしまった。
今週末は、G7会合がある上にECBの緊急会合などの噂まで出ているので、来週はもし下値追いがあっても戻しに気をつけるべきであろう。 しかし、ユーロ円は123円はさすがに重い感じでここをしっかり抜けない限りは軟調推移の中での調整と捉えられる。 今年の更なるユーロドル下落は予想しているものの、ちと下落スピードが速すぎるのでこれからの深追いは危険だと思われる。 テクニカルでの顕著な形が見られたのが、豪ドルであり、先月安値を割り込んだことでダブルトップに近い形と見てとれる。 先日、利上げ予想を覆し据え置きとした豪中銀は、輸出の軸である鉱物相場の下落をも気に掛かることであろう。 短期では戻しがあっても、商品相場次第では更に安値を探りに行く上値の重い展開が考えられる。 ただ経済のファンダメンタルは他の先進国に比べて強いことから、ユーロが落ち着く前でも時間調整後に単独での戻りの可能性が大きいのではないか。
ドルと豪ドルはしばらく均衡するのではないだろうか。

2010.2.6日 3:19更新

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