FX予言集 フィリップFXブログ
短期調整の可能性
連日弱めながら、クロス円は乱高下となっている。 クロス円というか、ドル円がクロス通貨で欧州通貨やポンド、オセアニア通貨での対円が主導でドル円はレンジ内での取引でクロス円の動きに振らされている感覚が強い。 米国の動きよりは、中国、そして今日は預金準備率を上げ(政策金利は据え置き)予想以上の引き締めをしたインドなどの新興国の金利政策やギリシャやポルトガル問題で揺れる欧州が背景での動きが強いと思われる。 先ほどはインドの利上げでもセンセックス株式市場は大幅マイナスであったが、徐々に値を戻してきており、懸念したほどの動きにはなっていない。 それに加え欧州でギリシャへの資金支援がIMFからもなされるのではという可能性もあながちないとは言えず、少し下落期間が流すぎる感がありユーロドルは指標などで上下しても1.38台後半から下は短期的にはサポートされるであろう。 今日はインド株の意外な?堅調さが利いており、今のところはクロス円もユーロドルをサポートする側に回っている。 ユーロドルは、テクニカルでは1.4030付近の抵抗線を上に抜けるかが短期調整の鍵となると思っている。 今年のユーロはなかなか上昇基調にはなりにくい、というのもギリシャ問題はここ一ヶ月ほど取り立たされており、ある程度相場には織り込んでいるはずなのに下げ基調から抜け出せない欧州通貨はこの他にも様々な国ごとの問題が多く、解決するのに複雑なパズルを解かねばならないECBも頭が痛いはずで、金融調整がこれからタイミングよく行われるかは読みづらく不透明感が増してきている上値の重い一つの原因となっている。
2010.1.29日 7:21更新
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