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FX予言集 フィリップFXブログ

ユーロ、悪材料多し

先週述べたとおり、昨日ユーロドルは1.40台前半から一旦1.42手前まで戻しがあったが、
抵抗線を越えられず、再度下落基調に戻っている。 ギリシャの懸念はともかくとして、欧州圏の他の国にも不安があるということもありなかなか堅調推移とはなりにくい。 その上、ユーロ円などのクロスからの需給再度からの売りも多く基調を変えるのは難しい。 昨日も戻り高値から下落している最中にポルトガル格下げの可能性という報道がストップハンティングを呼んでしまった。 米国では、FOMC声明が発表され、政策金利を極めて低金利に長期間据え置く可能性が強いということでニュアンスは前回とほぼ変わらずだが、連銀内では低金利据え置きに対して反対の意見が出だしており、金利は強含みとなりドル買いの流れを促がした。 
今年に入って、円高基調が顕著である中でもドルは対通貨によってまちまちだが対ユーロの上昇が利いており、ドルインデックスは年末の77.5から79付近まで少しだが上昇している。 今はユーロ圏の経済は、国によって差が大きくなりつつあり、懸念が台頭している。 今年は1年を通してユーロは弱含みとなると、ドルに上昇の隙を与え米国の時間稼ぎにも余裕が出てくる可能性がある。 米国がなんとか持ちこたえて2番底を遠いものにすれば、その間新興国が調整しながらも世界経済を下支えしそうだ。 中国の引き締めがあっても消費が堅調な間にアジア圏が全体的に金利上昇に動けば、金融緩和を止めるわけにはいかない日銀の元で、デフレの真っ只中にある日本の円高も是正してくれる可能性があり、そういう展開となるとクロス円の下落もある程度で止まり上昇基調となることも考えられる。 海外の資金が日本に動く良い円高以外、なかなか円高が長く続くとは考えにくいのではないだろうか。 米国経済の回復基調が予想を越えて大幅に好転するのも予想しづらいので、クロス円は各国の差は出るとはいえ全般にはレンジ相場を模索していきそうだ。 その中でもユーロ円は弱め、ポンド円やオセアニア円は比較的強い展開を予想している。 

2010.1.28日 7:04更新

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