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FX予言集 フィリップFXブログ

中国と米国の規制

中国経済統計は予想より若干良かったことで、一旦戻りかけたクロス円であったが、小浜大統領が金融機関に対して新たな規制の提案がドルやクロス円、またダウ平均の暴落につながった。 中国や米国の金融機関に対する逆の規制案、しかし意図は同じく過度の融資や取引というリスクテークへの警笛が市場に与える影響は大きかった。 米国で証券と銀行の垣根をなくした1999年から自由度が増した金融市場では過度のリスクを銀行がとり始めてからのバブル、サブプライムからリーマンショックへと繋がってしまったことから、政府としてはこれから同じ過ちを犯さないように警告したのは最もである。 人間は感情的になればなるほど欲のコントロールが出来なくなり、それは万人に言えることであり、公共性の高い銀行にはそこのところをよく考えてほしい、さもなければ政府が潰れてしまうという懸念からの考えではないか。 内容は、商業銀行によるヘッジファンドの所有や自己売買の制限が設けられるという案である。 オバマ大統領案に対してガイトナー財務長官は米国企業の世界的な競争力の減退を懸念することから金融規制には慎重な構えとしている。 双方は同じ国の政府内で意見が違うのだろうか、それとも思った以上に市場が動揺したことに対する意見であろうか、可能性としては後者であるために市場がこれ以上反応すればオバマ大統領の金融規制はゆるいものに変更されるのではないか。 
ドル円は先ほど90円のストップを巻き込み89.89までの下げを見せた、戻して90.50を回復できないでいるが、まだ上値の重さを確認していないとしてもこのまま90円前半で推移すれば、欧州、特に米国時間での下値模索が始まるのではなかろうか。 市場はオバマ大統領の真意を試すことになるだろう。 ユーロへの単独売りが強まるところであったが、それが円高に刷りかえられた相場は複雑さを増している。 国内では民主党幹事長の小沢議員の逮捕となれば円安要因にもなり兼ねないから、円相場もすんなりとはいかないだろう。

2010.1.22日 9:51更新

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