FX予言集 フィリップFXブログ
ユーロ売り
ユーロ円のストップハンティングを誘ったマサチューセッツ州議員選挙の結果は共和党の議員増となり、オバマ政権の医療改革法案成立が極めて難しいものとなった。 それに加えて、中国人民銀行は一部金融機関に対して過度融資への懲罰措置として預金準備金の0.5%引き上げを命じたと報道され、それまで軟調であったクロス円に更なる売りが入った。
ユーロ円は投売りも見られたような下げであり、129円台でも止まらず128円半ばまでの大幅な下げとなった。 需給要因からもユーロには単独の売りも入っており、全般にはユーロ大幅安となっているのは、ファンダメンタル要因以外にもクロス円の中でユーロ円の買い持ちポジションの大きさが寄与したと思われる。 それに連動して、それまで過熱感が台頭していた金や原油価格が大幅に下げたのもユーロへの重しとなった。 売りにも過熱感が出ているために、本日の中国経済指標に注目が集まるはずである。
その統計予定も含め本日の経済指標は下の通り。(当社金融カレンダーより)数字は左が前回、右が予想数値となっている。
11:00 中国 実質GDP(4Q) 8.90% 10.50%
11:00 中国 生産者者物価指数(12月) -2.10% 0.80%
11:00 中国 消費者物価指数(12月) 0.60% 1.40%
11:00 中国 小売売上高(12月) 15.80% 16.30%
11:00 中国 鉱工業生産(12月) 19.20% 19.60%
14:00 日本 景気先行CI指数(11月) 91.2
14:00 日本 景気一致CI指数(11月) 95.9
22:30 カナダ 卸売売上高(11月) 0.30%
22:30 米国 新規失業保険申請件数 –
24:00 米国 フィラデルフィア連銀指数(1月) 20.4
24:00 米国 景気先行指標総合指数(12月) 0.90%
日本時間中ではこれらの統計によって相場が、特にクロス円に動きが顕著に見られるのではないか。 ユーロドルは、200日移動平均線を割れてしまったことで1.4070辺りの抵抗ラインが一つの目安ではあるが、ここをブレークすると1.38台後半までの下落リスクは考える必要があるだろう。 しかし中長期では下落基調となっていても、短期では売り過熱感も台頭していることで本日このレベルまで下げれば来週にかけて1.41台辺りまでの戻しは可能だと思われる。
2010.1.21日 7:27更新
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