FX予言集 フィリップFXブログ
米国経済指標の影響
昨日は、アジア株の上昇でリスクテークの円安基調に戻っていたが、米国では雇用統計に続いて小売統計の悪化が響きドル安、クロス円下落となった。 ポンド円は何度も150円に入れば売られる形で幾度も上値を抑えられては跳ね返しているが、今回も同様にタイミングが悪く下落した。 ユーロ円のチャートと共にテクニカルで上値の重い形となっており、一度下がる展開となる可能性が出てきた。 ファンダメンタルでは米国ダウが指標に関わらず下落せず、堅調推移となっていて企業業績への期待感も相まっている。 ドル安へとなびいた原因は小売以外にも、ダドリーニューヨーク連銀総裁が短期金利が半年は少なくとも低水準で推移するとの発言をしたことで、米国債の入札が需要旺盛となり金利水準が低下したことも大きかった。 各連銀高官の発言は市場にとっては大きな材料の一つとなっているのが最近の傾向である。 またECBトリシェ総裁は前回のコメントとほぼ同じニュアンスであったが、今朝の東京市場でドイツのメルケル首相辞任否定報道の噂でユーロが急落し、ユーロ円のストップを巻き込んでの下落となっている。 ギリシャの財政悪化も根強く、ギリシャ国債の利回り格差が大きく拡大しておりユーロの下落原因の背景として挙げられている。
米国雇用統計や小売のデータが悪く、その後ドル売りとなっているために下に向かうイメージが投資家の間に出来つつある。 今夜の消費者物価指数やNYK連銀製造量景気指数、鉱工業生産、またミシガン大学信頼感指数など指標が目白押しであるために予想以上に悪化すると下落は免れないが、良ければ一旦買戻しもあり得るので指標次第となりそうだ。
2010.1.15日 7:45更新
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