FX予言集 フィリップFXブログ
若干の戻し
中国が不動産の高騰や投資マネーの過熱ぶりを抑える目的で、金融引き締めの動きからアジア株全般に下落したことから円高に振れてドル円は91円を割り込んでいたが、中国株の戻りから若干円安気味に揺り戻しとなっている。 ドル円は92円台に抵抗線が幾つかあり、上昇してももみ合うレベルであろう。 クロス円は、ユーロ円が134円を抜けると上昇に弾みがつきやすく、ポンド円も150円台突破でトレンドが出てきそうだ。 下がってもすぐ戻す世界的な株価反発で、中国からの融資抑制懸念でも最近の市場は急速に収束することが出来ている。 またその背景には、2番底を強く懸念しているアナリストの意見を政府筋がよく聞いていることも財政支出を緩めない一つの理由となっており、商品に流れるマネーが基本はドル売りでもクロス円堅調の理由であり、ドル円以外の円売り基調が強くなることも考えられる。 ドル円が90円を割るのも92円に乗せてしまうと一旦はおあずけ、このまま95円に向かうようになる可能性もないとは言えない。 今日は、豪雇用統計の結果が良くそれに連れてクロス円全般に買いが入り、アジア株も上昇となった。 日経平均も円高や日航株からの悪影響にも関わらず、リーマンショック以降の高値更新となっていて他国の市場に追いつきつつある感も出てきた。 現在の株式市場は中国が下落しなければ上昇傾向が続くであろうし、それはクロス円にも言えると思っている。 ドル円がまだ若干下値探りをするかもしれないが、底は知れているような感じがしている。 ドル安、2番底、新興国株の過熱感懸念をアナリストが言えば言うほど、不安を逆手に取りポジションの大きな傾きが見られないまま、徐々に市場は堅調推移となり次の大きなインフレへと突入する準備をしていくのかもしれない。
2010.1.14日 9:59更新
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