English

  • FX
  • FX予言集

FX予言集 フィリップFXブログ

一転、ドル売りとなるか?

米国ダウが先物高からほぼ前日終値付近まで下落した事で、ドル円のストップ観測から下値を試す動きが見られ、92円を割れ91.80付近まで下落した。 その後92.43まで値を戻したが軟調推移は変わらずで、今日の米国市場終値で92円を割れて終わってしまうと、もみあいから下落へと転じる可能性が大きい。 これは円高ではなく、ドル安であり原油や金価格が大きく影響しているようだがここのところのクロス円の上昇での買い持ちもドル円の上値を抑えるであろう。 米国雇用統計が予想を下回ったのがきっかけに世界中の財政政策からの余ったマネーが商品相場へと流れており、新興国株や商品が引っ張る形で世界的な金余り状態へと環境が変化している。 100年に一度の恐慌の懸念や2番底不安、または米国でのデフレ懸念が財政支出を拡大させており、将来のインフレの芽が既に表面化しだしているのは間違いない。 為替は未だにドル中心であるから、米国金利が多少上昇するようであれば流れは逆流となるが、ドルキャリーでもう少し稼ぎたい人たちがまだ多いようだ。 持ち高が傾いているために何がきっかけで反騰するかはわからないから気をつけていきたい。 ドルを見るうえで重要なのはユーロドルであり、テクニカルでは1.47台に乗せると更なる上昇の可能性が見えてくるので、このまま上昇するとすれば1.46台での動きを注視していきたい。 
米国では、連銀の中でも金融緩和継続派と慎重派に分かれていることから、それらを仕切るバーナンキ議長のこれからのコメントを重要視していきたい。 投機筋は円売りポジションを持っていたので、その解消売りと国内の償還での売りが多い為に週前半は円高でも後半も続くかは疑問である。 ユーロに関してはポルトガルの格下げ警告があり、すんなり1.46乗せとなるとは思えない。 米国の企業決算が昨日から始まり、最初のアルコアは前年同期比で赤字幅が縮小したものの、それまで期待感で上昇していたので今のところは株式で先物安となっていてクロス円の下落相場を演出している。 今週は木曜日のECBトリシェ総裁の記者会見が予定されており、ギリシャやポルトガルの問題が出ていることからそれを考慮に入れた会見内容が気になるところである。

2010.1.12日 5:13更新

固定ページ

アーカイブ

 

 

お知らせ

 

フィリップFX

お問い合わせ先
call 0120-883-308

フィリップFXはフィリップMT5へのサービス変更に伴い 6月1日より新規口座開設を停止しております。
近日中にフィリップMT5の口座開設に変更となりますので今しばらくお待ちください。

TOKYO PRO Marketといえばフィリップ証券