FX予言集 フィリップFXブログ
上海暴騰!
欧州のトリシェECB総裁は、記者会見で現在の低金利を適切だとし継続する移行を示しながらもインフレ見通しは中立であると発言した。 一方金融セクターの財政状況は懸念の一つであり、企業融資の面で低迷が続くであろうことと認識しているようだ。 現在の経済状況に関しては中立的というのがコメントから読み取れたが、将来のインフレには警戒を怠らないとのことである。 ニュアンスが前回とほとんど変わらなかった事から、出口戦略への積極性を予想していたことで上昇していたユーロは利食いから下げに転じた。 その後、米、英、仏から同時に出口戦略は時期尚早というコメントがされたことで、欧州側も足並みを揃えようと折れたような形になっていきそうだ。 昨日の中国上海株大幅高の内容は、上げていくさまを見ると公的資金かと思わせるほど押し目を作らず上げていったようで、今日の反動が怖い感じもしている。 そうはいってもこれらのことで、クロス円には安心買い戻しが入り、米国失業率前でポジション縮小へとファンドが動いた様子だと伺える、なんともタイミングの良い背景である。 相対的にみると、金相場の上昇などもありドルは若干弱めで推移し、ユーロは利食いは出たもののテクニカル上では下値切り上げの展開が続いている。 対してポンドは、米国との同調を睨んでここから上は重い展開となりそうである。 クロス円も通貨別ではオセアニア円が短期の利食い後には再度上昇予想、ユーロ円は中立、ポンド円は下落基調ではないかと見ている。 各国の景気に対する見方と思惑に少しずつ違いがでてきており、一概に対ドル、対円などと同じ方向へ動くとは言えないようで、若干の動きの違いが鮮明になってくると思われる。 各国首脳からのこれからの景気認識度などへの言及から相場を読み取っていく必要があるようだ。
2009.9.4日 9:55更新
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