FX予言集 フィリップFXブログ
民主党圧倒で円高懸念?
先週辺りから、ダウ平均の動きとクロス円の連動以外にリスクテイクでのドル売りが見られてくるようになってきた。 本日のニューヨーク市場でもクロス円が糞真面目に細かく連動していても、後半になってからはドルの動きが見られた。 ダウ平均が利食い売りに押される中で欧州通貨が売られていたのは、ポジション調整もあったのか。 まあ真夏の月末に加えて、薄い相場であるから持ち高を減らしていたのだろう。 クロス円もファンドのトレーダーが休んでいてなのか、株価と連動が薄れているのは本来の動きに戻ったような感じもしているが、長い間キャリートレードで動いていたので最近にしては不思議な動きに見えるのは変な感じである。
週末の衆議院選挙で予想通り民主党が議席過半数を獲得し、自民党が議席を大幅に落としたことで政権交代のみではなく政治は変革の時を迎えている。 政権奪取予想で円高を織り込んでいた中でも今日が一段の円高方向へとバイアスが掛かりやすいのは、財政赤字削減の意図を読んでいることだけではなく、このところクロス円の株価連動が弱まったことを意識して素直な新政府への期待への円高も加味されているようだ。 今のところドル円が中心に下落していて、ユーロ円にはドル円下落に伴う若干の実需の売りが見て取れるが、それ以外のクロス円はドル円に連れて下がっているだけである。 しかしクロス円が総崩れとなると円高基調が強まる可能性もある。 更にこれには月末の要因絡みの仕掛けも同時に入っているとみられ、数日間の軟調推移でもストップハンティング相場が終われば米国の雇用統計も金曜日に控えていることもあり、下値には限界が見えてきそうだ。 ドル円は週末までに90円丁度が目処となり、89円を割れるようだと一段の円高仕掛けの可能性が大きくなるにしても、そこまで心配する必要はないかもしれないが一応頭には入れておこう。
2009.8.31日 11:24更新
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