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FX予言集 フィリップFXブログ

気になる中国経済

ファンド勢がお休みモードなのか、仕掛けが入らない相場が続いている。 需給ではドル安推移が見て取れるが、クロス円が方向を示さないと最近の為替相場は盛り上がりに欠ける。 ここ1-2週間は米国ダウ平均が上がっても下がってもなかなか顕著な動きが出てこないというか、大体これが普通の相場であるはず。 キャリートレードを通じたクロス円へのリスクテイクでサブプライム問題以降乱高下を見せていたクロス円相場だが、本来の相場へ回帰しようとしているのか、その連動と離れたいという意思も見受けられる。 しかし、まだまだ世界経済が安定してきたわけではなく、先程の米国ケースシラー住宅価格は予想より良いもののまだマイナス15%の下落が続いていて、サブプライムからプライムローンへの不安が高まってくるとなかなか上昇へ転じるのは時間が掛かる可能性も残っている。 クロス円の頭を抑えているのが、中国経済がバブルではないかとの懸念から上海総合指数が高値付近で乱高下しているのが一つの原因である。 米国や欧州が景気悪化から立ち直るのに時間が掛かる間に、BRICSなどの新興経済圏が世界経済を支えている構図の中で中国の担う役割は大きく、これから物価が上がると共に世界におけるGDPの割合は増えていくと新しい購買層の誕生となる。 日本も含め海外からの輸入品を買ってくれて、自国と共に他国経済への大きな影響を与えるのは間違いないために、中国の株価の動きが気になるはず。 ただまだ新興国の範囲を出ていないために株式相場も若く、いずれの先進国も大小なりとも一、二度はバブルを経験しているが、この国のバブルとなると今のタイミングで弾けてしまうと世界経済回復の芽がつまれる可能性が大きいために、ある程度リスクマネーの行き場の一つとなっているクロス円の買い持ちを減らしているのではないだろうか。 上海株価指数が1年で2倍まで上昇してしまい、バブルの懸念が台頭している中での出口戦略をどうするのか、中国経済、株価動向から目が離せない。

2009.8.26日 1:16更新

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