FX予言集 フィリップFXブログ
米国金利相場とクロス円との相関性
昨日は、米国FRBバーナンキ議長が経済に対して慎重な見方を示し、中でも失業率への懸念が景気の足かせとなることから、金融政策が緩和的に推移することが必要だと述べたことから金利が低下し、株価にはサポート役となったもののクロス円には売りが入った。
米国ダウとの関連が強いクロス円だが、テクニカル上過熱感からくるタイミングな売りと
もう一つの相関性を見せ始めている米国金利動向の動きが導いた下落相場となった。 材料が少ない中でもクロス円は良く動き、毎日のように為替相場の動きの中心となっているのは、円キャリーの何者でもない。 昨年からマイナス運用となっているヘッジファンドが多く、マネーゲームのように円キャリーを利用してうまく利ざやを稼いでいる感じがこの相場からは読み取れる。 自分では最初は仕掛けず、動いた方向を大きく振らせていてストップを誘発させている相場展開が最近多いのはこれが原因か。 だからクロス円の需給が少ない米国市場での動きが大きくなっているのが証明している。
昨日は、米国キャタピラーの好決算からじりじりとクロス円が上昇した。 ドル安は過熱感が出ているためにポジション整理のショートカバーが入り始めているようで、ドルカナダペアの底値からの反転が急だったことに現れている。 まだ確実に反転とはいえないがちょっとした日足での下ひげは、ドル安から調整も含めある程度の反転の可能性を示唆しているかもしれない。
本日の企業決算予定
(日本時間)
22日 19:00 ワールプール
20:30 ボーイング
21:00 ウェルスファーゴ
8連騰のダウ平均に利食い相場を提供してくれるのか、9連覇となるのかは注目である。
2009.7.22日 6:36更新
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