FX予言集 フィリップFXブログ
インドで爆騰!
先週末と昨日の午前中は、株安による円高傾向が強まっていた。 ドル円は久し振りに95円を割れて、下げのパターンも先週から徐々に上値を抑えて下落する傾向が強まっていたためにショートに振りやすかったトレーダーが多かった。 しかし、午後に入りインドの総選挙で安定政権が樹立したことを受けて、株もショートに振っていた向きと新規の買いが合わさって約17%も上げすっとんでしまったのは驚いた。 その影響で香港ハンセン指数がプラスに転じ、流れを受けて欧州や英国株も上昇となった。 ニューヨーク時間に入ると、企業業績の好感、ゴールドマンサックスがバンクオブアメリカの投資判断を引き上げ、また大手証券やJPモルガンなどが公的資金返済を申請したことなどから、買いの流れに追随しやすい環境となりダウ平均も大幅な上昇となっている。 ここのところ金融危機からの戻し相場では、中国を筆頭に、インドからの影響やまたブラジルなど南米諸国の経済の堅調さが世界の株式相場を引導しているように思える。 先進諸国が金融中心に建て直している間に場つなぎの感はぬぐえないが、これから徐々に影響力を増してくるのは確実であるから、先進国で下げ新興国で上げなどの景気に影響されているクロス円の動きも昨日のV字反転のようになることも予想していかなくてはならず把握が難解となりそうだ。 ゴルフシャフトは撓り戻しの早いものがいいらしいが、相場はそうとは限らない。 ユーロ円の今年の相場を見てみると、1月の112円台の安値から上昇して高値137円、また落ちて124円から134円まで、今回の振れは127円からの上昇で現在131円台となっており、フラッグ式のレンジを狭めていくような気がするが、どちらかというと株式からの影響が続いているうちは、基調としてはまだ上昇傾向に分があるように思える。 手を変え、品を変えて相場の上昇を演じているのは、数年後に起きるであろう世界的なインフレを予感している向きが出てきているのか。 昨年までのインフレでは日本は取り残されてしまったが、次回はそれに乗って、というか乗せられてしまいバブルの芽があちこちにお目見えするに違いない。 100年に一度の恐慌と煽っているアナリスト達や学者の理論に頼らざるを得ない景気下落となっているため、各国の積極的な財政支出や金融緩和が将来のバブルを倍加させるリスクを感じている投資家達が買いに回っていることも実際にあるのではないか。
2009.5.19日 5:27更新
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