FX予言集 フィリップFXブログ
G20後
先週後半は、スイス中銀のスイス売り介入でユーロスイス中心の買いと推測され、ユーロドルの上昇に繋がった。 また95円台まで下落していたドル円は、買戻しの最中でのタイミングであったためにドル買いを誘発させてこれもまた急上昇となり元の98円台まで戻ってしまった。 G20ではスイス中銀の介入には言及がなされてはいなかったのは、現在の世界経済危機が異例な事だと認識されているからであろう。 それにスイス売りで、間接的にドル円が買われ、次はどこかという今後の思惑を与える意味でも日本にとっては幸いしたし、ユーロの上昇でまた欧州への利下げプレッシャーを与えるという意味では一役買ったのではないか。 G20での更なる金融緩和への暗黙の同意で、規模の小さいスイス買いへと走らせる相場展開も予想されるのでそれを阻止するにもこの介入は全く問題がないと言えるだろう。 これからのスイスの動きとしては、ユーロスイスにターゲットを設定しているのではないかと思う。 これが1,56まで戻せば、テクニカル上で上昇の芽が出てくるためここまで買いあがる可能性があるのではないか、もしそのシナリオであれば、スイス以外の主要通貨であるドルスイス、ポンドスイスの上昇、スイス円の下落に絡んでのドル円上昇が考えられ、スイス通貨の動きはしばらく注目する必要がある。
今週は、17日から18日にかけて米国FOMCがあり、長期国債買い入れへの言及があるか注目されている。 これが金利動向からの為替へと影響しそうだ。 また、米国財務省が不良債権買取に向けた官民ファンド設立の詳細を一週間以内に発表するとあり、銀行の貸し渋りに対しての効果的となるか注目である。
2009.3.16日 11:15更新
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