FX予言集 フィリップFXブログ
高値からの利食い
昨日も円安が進み、ドル円は高値98.70辺りまであった。 今日は朝方の小売売買高や鉱工業生産指数が発表されて予想の範囲内だったが、失業率は4.6%の予想から4.1%の結果となった事から、円通貨は利食いで下落している。 これはまだ利食いの範囲内であるが、スピード調整にはもってこいのタイミングで週末前のイベントであった。 97円からの上昇は早すぎて、いつ調整が入ってもおかしくはなかったため今日の指標のタイミングを計っていたようだ。 99円手前までの上昇があったために、押しが入っても94円までかと思っている。 まだドル高、円安の材料には事欠かず、世界の金融機関の不安定さからくる懸念はまだ続くであろう。 昨日米国自動車メーカーGM社は、3兆円もの赤字を発表した、同時にリストラなど再建案も報告されたがこれほどの規模の赤字は簡単には埋められないし、サブプライム問題以前からの3年連続の赤字計上は、企業努力のなさの証明ではないか。 政府からの救済が本当にあるのか、疑心暗鬼になってもおかしくはない。 それに加え、昨日の米国経済指標は引き続き予想より悪化しており、これもドル高材料のひとつとなっている。 欧州では、最近東欧諸国への財政懸念が次第に明らかになってきている。 ユーロ圏の金融機関が東欧新興国への融資が米国のそれとは比べ物にならないくらい大きい額であり、大手金融機関の不良債権増大となるか心配されているのが、ユーロ売りの原因であるために反対にドルにとっては上昇の材料とも考えられるのであろう。
2009.2.27日 10:22更新
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