FX予言集 フィリップFXブログ
ここまでいくと . . .
ドル円は96円を抜けたところでの利食いを予想していたが、何と97円手前まで買われたのには驚いた。 大体今週は調整ウィークになろうかと考えていたところに、指標の悪さでオーバーシュートしたのか、ニューヨーク市場での薄い中ストップまで巻き込んでしまった。 夜中にバーナンキ議長の講演があり、銀行の国有化の回避観測発言で株価が上昇したものの、為替にはあまり反応がなく円相場は高値での推移となった。 本日も下値が堅く推移しているが、円安への急な動きでそろそろスピード調整があるような気配がしてならない。 円相場は昨日と同じような展開、日本の貿易収支統計の赤字拡大予想をバックにシドニー市場で高値近くまで買われたが、仲値後に調整となっている。 昨日と同じ展開なら、昼すぎからずっと円安となるところだがそうは簡単にはいかない感じでいる。 ドル高の背景としては、米国ケースシラー住宅価格の過去最大の落ち込みと信頼感消費者指数の悪化がある。 特にケースシラー住宅価格はこのところ別の指数で価格下落が穏やかになっているとの観測で持ち直しを期待していただけに、前年比マイナス18.3%、前月比マイナス2.5%の結果がリスク選考を促した結果である。 特に西海岸のサンフランシスコやラスベガスでは前年比30%以上も落ち込んでいる結果となった。 また麻生総理がオバマ大統領と会談し、ドルへの信頼性を維持する意見していて米国債を買うような話はしていないと言うがつじつまが合わなくないか。 円安がどこまで進行するかは難しいところではあるが、昨年10月の高値110.70から今年の安値87.05の半値戻しが98.90辺りであるからこの辺を一応のターゲットとしてみたい。 今週か来週前半までには、94円までの調整はあるとは思っているが。
2009.2.25日 11:09更新
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