FX予言集 フィリップFXブログ
引け間際の乱高下
最近は、各国の財務首脳から先行きの景気へ悲観的な見方が広がっており、企業破綻や経済景気指数の悪化、米国のデフレへの可能性などから市場がばたつき、投資家の更なるマインド低下を意識している相場展開となっている。 英国のキング中銀総裁やオーストラリア中銀のイーディー総裁補佐などは、先行きの景気が低迷するのは間違いなく、多少の利下げや景気対策では間に合わないような趣旨の発言が多い。 更に、昨日米国のポールソン財務長官は、現在の金融不安は予測が出来不可能であるため、不良資産救済プログラムであるTARPは金融機関のみの適用にして、ある程度は温存したい意向を示している。
こういう発言は、景気悪化の度合いがまだ大きい可能性があるという裏返し発言であり、先行きは混沌としてくるのではないだろうか。 それ故、OPECの原産表明後も下落を続けるWTI原油先物相場では、一時53ドル台まで下がり下落が止まらないのがいい例であろう。 今は、30ドルまで視野に入っているというトレーダーもいるようだ。
米国市場では、このところダウ平均が引け間際1時間ほどで頻繁に乱高下をしているのをご存知だろうか。 それに連れて、為替も東京市場が開くまでまた大きく振れていて、このような動きが数ヶ月間頻繁に起こっている。 これは現在の市場心理を表していて、いつまた暴落の日々が来るかもしれないという不安を背景に、ヘッジファンド勢が仕掛けていると思われる。 こういう相場は、その逆張りを仕込んでみることだ。 トレンドが出るまでは、各市場での時間帯の動きに注目し、動きのパターンを掴むのをお勧めする。
2008.11.19日 3:52更新
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