FX予言集 フィリップFXブログ
円相場は欧米次第
週末の金融サミットは、各国の意見が分かれてはいたが、欧州のヘッジファンド規制に対しては、米国側の緩和的な歩みよりの可能性も見てとれた。 IMFは日本が10兆円の追加融資をすることを取り付けて信用的には多少は上がったものの、これからアイスランドやウクライナなどの融資が待っていて、これらを一つ一つかたづけていく事が重要課題となっているのは変わらない。 市場はあまりインパクトのない会合結果で、今のところは静かになっているが、米国内では、ビッグ3の自動車業界の救済を議会でまとめられるのか、それと新しい懸念として、アメックスを中心としたクレジットカード会社への資金供給も必要となってきているだけに、これは銀行としては新たな負債増加となってくるので、これからの市場へのインパクトが大きいようだ。 今週は、米国で様々な景気指数、英国では小売売り上げがあり、サブプライムでの景気悪化の指標の一つとなるだけに、その前後はポジション動向によっては荒れる可能性もあるので、要注意だ。
ここ数年の国内企業の内部留保増加で、海外優良企業の買収が増加しており、これからも日々話題となってくるだろう。 これらの動きが円売りとなって、円相場の下落を幾らか緩慢にしているのは、海外経済の悪化度を見極めるまでの時間稼ぎとなっている。 円相場を見るにも、これからの欧米諸国の有効経済政策度とスピードが鍵となりそうだ。
2008.11.17日 4:02更新
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