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FX予言集 フィリップFXブログ

米国マイナス成長へ

クロス円の戻り歩調に勢いが付き、それぞれ約1週間前の水準には戻したようだ。 乱高下の中、証拠金でレバレッジが高い倍率条件で逆に動き出すとすぐ自動カットになる恐れが大きい。 しばらくは、小さいロットで売り買いをしてもらいたいものだ。 それと、しばらくは全ての金融機関のレート幅は大きく維持されたままだ。 プライス提供元である銀行特に海外の大手銀行が痛んでいるのだろう、変動幅の大きい日が続いているので、数時間静かで動かない時でもスプレッドは拡大したままである。 動き出したら、通常値が2-3ポイントで動いていたのが、10-20ポイントはざらに飛んでいく相場となっているので、そのへんを踏まえて売買されたい。  
昨日、第3四半期の米国GDPが発表され、前期比年率換算でマイナス0.3%となり、景気後退が確実になってきた。 サンフランシスコ連銀総裁が第4四半期は今回より大幅に悪化するとの発言があり、他の専門かもマイナス1からマイナス4%までの減速を予想しているようだから、年度でみても2008年はマイナス成長となるかもしれない。 株式相場は、高値から半値近くまで下落して景気減速をある程度織り込んだが、戻りを試す金融相場となるのか、それとも戻した後更に落ち込む相場となるのかは、これからの景気に掛かっている。 1929年の世界恐慌の時は、ダウ平均が386ドルから数ヶ月で200ドルまで下落し、すぐに300ドルを取り戻した後、3年かけて50ドル付近まで下げてその後は本格的な上昇トレンドを描くまで10年以上掛かっている。 それらを回避するための政策を先取りで行っている現在とは比較にはならないが、長い冬とならぬようにだけはしてほしいものだ。 
円キャリーの撒き戻しで下落したクロス円も、安値付近の乱高下でキャリー玉はもうほとんど解消されたとみている。 米国のFF金利は1%、欧州や英国なども続々利下げを始めるだろう。 これからは、金利差がどこまで縮小するかどうかでクロス円の居所が決まる。 欧州やオセアニア諸国はサブプライムが直撃したが、デフレ気味だった日本にはそこまでの痛みはないし、直撃と言える輸出企業も新興国や中東に利ざやを求めていける。 ファンダメンタルから言うと、クロス円の上げ余地はしばらくないと思うのだが。

2008.10.31日 8:16更新

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