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FX予言集 フィリップFXブログ

協調利下げ

昨日の10カ国に及ぶ協調利下げで、ドル円は98円台から一気に100円台の後半まで買い上げられたが、101円台はさすがに重く、日本が強調していなかったこともあって、円高の芽は残ったままとなった。 これだけの政府の大規模な介入があっても、米国株価は落ち着かず安値を探っている状態が続いている。 利下げは将来のインフレに直結するので各国は警戒していたが、最近の原油や他の商品先物価格の暴落で強調の目が出てきたものと思われる。 日本のバブル崩壊後と違って、政策の動きは時間軸では早いが住宅価格の下落速度は調整できないから逆に底が見えないのが市場の不安材料となっている。 金融機関の資本増強を軸にこまめに手を売っていればいいが、あまりマクロでの動きで市場を押さえ込もうとしても、市場のマインド回復には時間が掛かり、一時的な救いも逆に買い持ちのポジションをクリアーにする動きを止めさせ、投機的な動きを助長することもあるので、ここは市場に自然に煽らせた方が良いのではないであろうか。 為替相場ではクロス円の売りが中心であるから、ユーロ円は120-125、ポンド円160円、ドル円も90円あたりまでいけば自然に戻るであろう。 その時は原油も60ドルくらいまで下がり基本物価の上昇も止められるのではないか。 一度の協調利下げをしたのだから、次もあるとカードを見せて温存しておけば、市場は米国景気の落ち込みを勝手に織り込んで、不安心理が下へ突っ込ませるであろうから早めに相場は安定するし、今は金融機関の資本増強をしつこく行っていくべきである。 米国の政策の速さとは裏腹に住宅価格の下落が終わるまでは、相当に時間が掛かるので、株価は1-2年ほど底近辺で動かなくなると予想している。 そうなれば、金利を緩和状態にして長いスパンでの低金利とし、デフレやスタグフレーションを防がなければならないため、ドル安の懸念が徐々にでてくるのであろう。 ずっと以前から言い続けているが、ケースシラー住宅価格は常にチェックしておこう、そこからトレンドが読み取れるかもしれない。

2008.10.9日 3:26更新

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