FX予言集 フィリップFXブログ
短期では過熱感
連日の米国ダウ大幅下落で、クロス円も連れて暴落を演じている。 GMの販売数減少での株価下落が引き金というが、売り仕掛けの元であるヘッジファンド勢は理由を待っていただけに過ぎない。 少し売られ始めて、市場が過剰反応しているのは間違いないだろう。 買う理由がショートカバーのみなので、戻しがないのと、値が上がらないように仕掛けている向きがいるのではないか。 米国の実体経済はすぐにわかるものではなく、それは月単位での指標や決算発表でわかるもので、今は金融機関の行き詰まりが金回りをも滞らせるのではないかとの不安心理が売りを演出している。 あまり短期で落ちてしまうと、ある程度のリバウンドの可能性は出てくるはずで、G7での議論の内容や声明によっては一時下ぶれもあるかもしれないが、ほとんどの市場参加者が先行き経済の不安が高まりつつあるこのタイミングでは、市場が短期では行きすぎと思われるので、これから下げに対する調整の戻しのタイミングを計る時期が近いと思われる。 下げの相場が加速するのは、人々の不安が行きすぎることと実需の悪化が相まっているのが理由であるから、各国の株式市場でサーキットブレーカーが発動されているということは、ある程度の予想範囲を超えたパニック相場だと市場を作っている人たちが考えているのだから異常な下げと認識されてもいいだろうから、下げ止まりは近いと見ている。 しかし短期の下げからの調整での戻しがあったとしても、今回のサブプライムが発端でのバブル経済の崩壊は、住宅価格の見極めに時間が掛かるため、長い期間で上がらないという相場を演出してしまうであろう。 クロス円も然りで、上がったとしてもある程度の戻しで今度はゆっくりとした、下げ相場が長く続く可能性があるため、値ごろ感で買うのは止めた方が良い。 しばらくは戻し相場があるかもしれないが、落ち着き後の戻しの高値からは、売りでのポジションが攻を奏するのではないかと思っている。 ここ数年で円安に行き過ぎたために、今後は円高も行き過ぎてしまうかもしれない。
2008.10.10日 7:19更新
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