FX予言集 フィリップFXブログ
クロス炎上、乱高下
GSEの救済によって、米国株式は大幅高となり市場参加者のマインドという面では、一時救われた格好となっている。 しかし、米国大手金融機関のウェールスファーゴや中堅のソブリン銀行は、GSEの株価が時価から90%以上下落しているのを受けて約1000億円強の費用を計上するようだ。 これと並んで、幾つかの金融機関もGSEの優先株を保有していると見られることから、次の金融機関の決算が心配される。 こうなると、融資業務を引き締めてくるだろうから、経済にとっては都合が良くない。 マインドが多少良くなったとは言え、海外の金融機関を中心に救済したようなもので、米国経済の先行きはまだまだ混沌とし、先行きのマイナス成長は確実かと思われる。 昨日もクロス円は乱高下したものの、結果としてはドル高が続いた。 商品価格を抑えるためにもドル高は世界経済には悪くはないと思うのだが、数ヵ月後はまたドル安局面が現れてくるのではないか。 世界経済の低迷で、商品価格は軟調のままドル安になるのは普通考えにくいが、可能性は出てくるであろう。 目先は米国の住宅価格の下落幅に注目が集まるので、それらの指標の検討が必要となる。 住宅価格の下げ止まりが見られない限り、米国経済はそうは簡単には浮上のきっかけを掴むのは難しい。
クロス円は結局東京時間で大幅な上昇だったが、欧州時間以降は売り先行で乱高下している。 市場の迷いがこの辺に出ているのであろうか。 金曜日に一旦は底を売ったかに見えるクロス円相場も、下のレンジ内で推移するとなると、次の材料があれば安値を攻めてくる可能性がまだ残っているから、円よりもこれからの欧州通貨の動きに注意しなければならない。
2008.9.9日 9:36更新
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