FX予言集 フィリップFXブログ
持ち合い後は要注意だが、まだ先か。
金曜日の米国モノライン(住宅金融保証会社)の救済案の実行を示唆した報道で、全体的に弱気の米国ダウが一気に上昇へ転じたが、ドル買いではなくクロス円の買いで終始した。 最近は、住宅関連指数、ミシガンやフィラデルフィア景況感指数がいずれも予想以上の悪化で,その度売られる展開となっては戻していたドル円は、今回のモノラインの救済案はあまり好感していないのか、対してサポート要因には至らなかったようだ。 上昇するなら、107,50以上にはなっていたはずだが、ドル買いまでとはならず、クロス円のみの上げで終わってしまった。 それだけ、欧州通貨がドルの上値を抑えているが、背景には商品相場の上昇があり、クロス円は高値でドル円の売りに押されてレンジになり易い展開が続いている。 米国の指標は悪く、商品相場が上昇となればドル売りとなるべきだが、投資家バフェット氏のモノライン救済提案あたりから、米国勢はドル買いモード、欧州は自国通貨の買いでドル売りの展開となっている。
108円の半ばでまるまる1週間ほど上昇を止められで、107.70割れから下トライも106円台はすぐ戻される展開、逆に106円台の下髭が長くなって完全に持ち合い相場である。 100日平均移動線が109.70にあり、これが107円台に下がってくるのが、約2週間後であり、頭を抑えるか上に抜けるかを待ってからの動きが出るのかどうか。 それまでは少なくとも106.50-108.50でのレンジだろう。 米国ダウが一気に下がれば下向きだが、何とも言えない。 これだけユーロドルが買われているのに、じりじりと買われて上がっていく様を見ていると、粘り強い買いだなとも感じられるからだ。
こういう状況で持合いの中でも抜けたときを考えると、落ちた時は豪ドル円、上げたらポンド円の売りから入るのが今は確実な短期売買となるだろう。 しかし、持合後の高値安値を抜けていくと大きく値が跳ねやすいので、ストップ設定だけは忘れずないでやっていこう。
2008.2.25日 5:24更新
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