FX予言集 フィリップFXブログ
オージーは強し!
RBA(オーストラリア中央準備銀行)がインフレ懸念を強くして、次回の利上げ幅が0.5%になる可能性を議論しているという。 先月オーストラリアでは、大雨と洪水で鉄鉱石の採掘が中断していることから、その値段が跳ね上がり世界の鉄鋼企業に値上げを促す原因となっている。 中国やインドの株価が米国ダウの下落に連れて調整しているが、実際の経済活動に影響を及ぼすまでもいっていないことと、米国を始めとして先進国の世界的な金融緩和の芽が出てきたことで、最近ではプラチナやパラジウムなどの価格が上昇している。 原油や鉄鉱石も含めて、商品相場の高騰がまだまだ続くのは必至であることから、オーストラリア経済の動向も含めて考えると、安定から更なるインフレや資源がもたらす好景気の波は、サブプライムの影響が少ないことから先行き不安の少ない国の一つとして挙げられよう。
昨日は米国の休日ゆえの限定的な動きであったが、相場はそれなりに動きは出ていた。 ドル円は、薄い中108.30でしっかり跳ね返され反落、東京時間では中国の利上げの噂や輸出の実需売りで107,75まで下げている。 こうなると、下トライの可能性はあるが、せいぜい107,50までが関の山であろう。 クロス円は欧州通貨の動向に連れ易くユーロ円は強く、ポンド円は安くと、ユーロポンドの方向性でクロス通貨の動向が変わってくる。 ユーロドルは1.4750に抵抗線があり、越えると1.48をターゲットして堅調となりそう。 ポンドドルは1.94台にサポートがあって、なかなか抜けないと1.9570の抵抗線までの上昇はあり得る。 英国国内での景気の見方が悲観的になっているのと、ノーザンロック国有化で軟調気味のポンドもテクニカルでのサポートで耐えている内に良い指標結果でも出ると、1.9700までは早いであろう。 後はユーロポンドの動きでも左右されそうだから、いろいろな情報を注視しておかねばならない。
なかなか神経質な相場になってきた。
2008.2.19日 4:36更新
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