FX予言集 フィリップFXブログ
暴落!
ナイジェリアやアルジェリアの問題、それにシティバンクの大幅損失予想や米国1月の企業決算の悪化を背景にダウが大幅に下落している。 更に原油や金も高値更新で、ユーロドルが上昇し、クロス円やドル円は反対に大幅に値を下げた。 世界各地での米国政府系の人々や兵士の殺害が増えており、米国での大統領予備選でのブッシュ系の議員達への警告なのか、経済や政治への風当たりが激しさを増しているような気がしてならない。 イラクへの攻撃から始まったブッシュ政権が発端での世界的なインフレ、商品相場高やドル安、更にとどめはサブプライムと問題ばかりを起こした張本人という世論からの言い逃れは難しい。 しかし次の大統領が民主党になれば、しばらくはドル安が続いても今年後半からは多少安定していくだろう。 インフレのせいで利下げもやりづらい状況では、インフレを得意とする民主党もさすがに今度ばかりはドル安を放置してはまずいのではないかと思える。 今年の前半は、円高、ドル安でドル円は100円割れの可能性が大きいと思うが、日本の景気も米国に引きづられて中国北京オリンピック後は、不安なままである。 ドルが安定してくれば、ドル円は下げが限定されて輸出企業にとってはそれほど痛手にはならないように思える。 後は欧州の景気次第だが、米国の景気減速が鮮明になればユーロ圏もマインドからの悪影響が強まり、金利を緩和の方向となってくるのではないか。 よって、ユーロ円やポンド円も下落方向となるだろう。 ドル円とクロス円の下落タイミングには、多少ずれが生じると思うから、売買タイミングには気をつけていきたい。 但し、サブプライム問題や企業決算と次の米国政権の意向によっては、今年一年のドル安継続も可能性としては残っているから、政治の動きにも注意していきたい。
明日から、日本勢が戻ってくるため円がらみの動きに注意しよう。 最初は輸入から多少の買いが出てくるだろうから、戻し基調にはなりやすい。 今夜のNYKでは後半には、買戻しがあるかもしれないが、楽観は禁物である。 今夜までは円の相場は非常に薄いので、どこまで突っ込むかわからないからだ。 また、米国ダウの動きも心配ではある。 正月早々米国失業率の発表も控えているので、まだまだ落ち着きどころは先である。
2008.1.3日 10:14更新
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