FX予言集 フィリップFXブログ
金利ウィーク
米国株はサブプライム懸念で、住宅関連株に格下げが相次いで軟調な展開だった。 来週のFOMCでの0.5%の利下げも可能性としてあるという思惑や英国のBOEも利下げするのではという観測から、ドル売りやポンド売りが出ていた。 昨日はユーロポンドが最近の安値から100ポイントも急上昇して、欧州と英国の金利スタンスの違いが現れた相場であった。 本日もポンドの売りが結構出ていて、ユーロポンドも昨日の高値を更新していて、英国の利下げを警戒している。 ポンドドルやポンド円も昨日からの安値を更新していて、明日の金利委員会までの間、多少下に突っ込んでは戻す展開が予想される。 そうすると、ポンドドルは2.0450、ポンド円は224.00が目標値となってくる。ユーロポンドのターゲットは、先月高値の0.7215辺りだが、目前の0.7185が約72%戻しであるから、一旦利食いが出るかもしれない。
昨日は、カナダがサブプライムの懸念が長引くとの観測から、予想外の0.25%の利下げを米国に先駆けて行っているのは、米国の0.5%利下げがあるのかと思わせてのドル売りともなっている。 カナダ国内の景気は、原油や貴金属の価格高騰で潤っていて、GDPも堅調であり、サブプライムは米国と違って影響が少ないと思われていたから、今回の利下げは意外だった。米国からよほど悪いと話を聞かされているのだろうか。 0.5%の利下げは5分5分まで確率が上がってきているように思える。 但し、これを期待して織り込んでしまうと、結果後にすぐ突っ込んでも戻す可能性が大きい。 今回は、利下げがドル安に波及しそうで、次に利下げのイベントごとに上がっていたクロス円はどうなるのかと考えなければならない。 利下げは確実に株価を支えていくと思っているので、もし0.5%の利下げがあれば、クロス円は一旦上昇するのではないであろうかと予想している。 ある程度まで上昇したら、上値では売りが出易いの環境ではあるので、2-3円ほど上がったらレンジ取引になってくるだろう。 もし0.5%の利下げがなければ、だらだらと下がっていくように思える。
先程、英国のノーザンロックが国有化の可能性だとの報道でクロス円が上昇していて、下がる予定が覆されているが、単なる噂で終わると後が怖いので気をつけよう。
2007.12.5日 12:57更新
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