FX予言集 フィリップFXブログ
年末、年初は突っ込みやすい
昨日からのドル円やクロス円の急上昇も今は一服で、110円台の売りを睨みながら、上に抜けるにはダウの一段の上昇が必要となりますが、サブプライム問題は段々長引くとの見方が増えており、それに対処するのに利下げの話が持ち上げられ、サブプライム対利下げでの市場の見方次第での円買い、ドル安か円売り、ドル買いかという連動相場は今だに続いています。 こんなに何度もしたトライして下がらないと見ると、買い方はレベル感で買いたくなってくるのでしょう。 下がったら買いからの新規ポジションが増えています。 最近はそれがドル円で多いですね。 まあ金利をもらえるのがありますから、しょうがないですが、完全に売りの下げ相場となっていて、どちらかと言うと下げの幅の方が大きくなっています。 比較的ユーロ円を買うのは、ECBの利上げ期待もあって堅調にも見えますが、ドル円とポンド円は完全にテクニカルで下向きとなっているので、ユーロ円が崩れると大きな下げとなりそうです。 買い方は短期のみにして、長めのポジションを持つ時はレベルに気をつけて張っていきましょう。
サブプライムの変動金利上昇は、11,12月ですから、ローンの借り手である一般市民はパニック気味となっているそうで、米国の当局は利上げを凍結するような方向にも動いています。 それで解決すればいいのですが、担保となる住宅価格の下げで金利は変わらずとも含み資産のはずが、借金がかさむことになり、個人の信用の見直しも含め住宅を手放す動きが頻繁に起きているようで、中古住宅価格の下げが加速しそうな雰囲気が出てきました。 12月は、米国はクリスマスに向けてのお祭りシーズンで統計や決算も少ないのですが、逆に少ない指標が言い訳にされ、薄い市場の中で大きな幅の相場となる可能性もあり、株やクロス円の下げが一段落したと安心できる状況とはならないでしょう。 FRBが12月に0.5%でも利下げすれば年内はなんとか堅調となるだろうが、年初の突っ込みがあるとすると、来年1月中旬からの米国企業決算前までどこまで相場が戻っているかで突っ込み幅が決まってくるであろう。 原油相場が落ち着いている時にあまりドル円が戻しすぎて、ユーロドルの年末年初の独特な突っ込みで上昇してしまうと、クロス円が持ち上げられて、ドカーンと下げ幅が大きくなるので、その辺は要注意しておきましょう。
2007.11.30日 2:11更新
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