FX予言集 フィリップFXブログ
腹が減っても、戦は終われない。
昨日は忙しくて全く書けませんでした。 ドル円に引っ張られてクロス円の以上高で、絶対下がると読んでいたのに、気配すらなく上がっていくレートを見て自分のショートポジションで苦しんでいました。 ところが、上げの最後でユーロポンドの下げがあり、これは仕掛けかなと思いながらいたところ、NYK市場でがつーんと足の速い下げとなりました。 仕掛けが入っている相場なので、はなはだ疲れます。 最後に売れたのは良かったのだけど、それまでは自分中の悪魔と戦っていました。 さすがにユーロ円が50ポイント下がったところで、一段の下げが見え、その通りに動いてくれたのでほっとしています。
そこで当社のディーラー達の様子を少し、ディーラーは全てインターバンク経験者のみの少数精鋭で頑張っています。 お客様の注文を確実に、すばやく約定できるような人材で成り立っているのは当社の強みでもあります。 リスク管理も経験者ゆえ、どんなに多くの注文が入ろうと感覚でわかってしまうので、安心です。 注文処理と同時に相場の動きを把握するのは、普通の人間では不可能です。 16通貨のポジションや相場状況を常に把握出来るのは、並大抵ではありません。 ディーリングの部屋に人が踏み入れただけでもいらいらしたり、集中が途切れたりして、忙しい時には食事やトイレでさえ忘れるほどですから。 それでもお客様に満足していただけるよう、全力を尽くしています。
ところで相場ですが、クロス円が下がったとはいえ、米国の利下げにより世界金融の流動性が高まるのは必至で、原油の高値がそれを象徴しているように思えます。 これで、原油生産国の中東のいわゆるオイルマネーが増え続け、まだほとんどドルでの決済をしていますが、これ以上ドルの下落が続くと、各国はどんどんユーロに変換していくでしょう。 100ドルを目前にして、この流れが変わりそうもない状況を確信して、ユーロ高、ドル安がもっと進行するのでしょう。 以前に述べたように、ユーロドルは1.5、ポンドドルはオイルマネーの中継基地として、2.15くらいは見ておいたほうがよさそうです。 昨日のクロス円の落ちでも、結構下の方では買いが入っていたような感じでした。 クロス円ももう一段の下げの可能性は大きく、チャートの形からももう少し売りが出て下がらないと、止まらないようですが、今回はドル円の下げで引っ張っているので、欧州通貨が崩れなければ、ドル円が113円台の前半で一旦底かもしれません。
2007.11.2日 3:46更新
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