FX予言集 フィリップFXブログ
円キャリー復活も短命?
米国の0.5%は、思い切った感がありますね。原油や資材、食料の価格が高値なのに、またインフレを
増長しそうです。 大幅利下げで、円キャリーの復活の雰囲気になっていますが、難しいところです。
先ほど、日銀も金利据え置き8対1で変わりなく、10,11月の利上げがあるのかを吟味していくことになります。 ポンドドルが1.9880を下抜けしなかったことで、大幅に戻してしまいました。 雰囲気が下方向だったため、ショートカバーやストップの買いの嵐となっていた模様です。
株や為替が一旦は、落ち着いた状況になってきましたが、これからは米国の利下げで欧州と英国の金利操作が注目されます。 欧州は物価高が気になるので、早めに資金を供給して市場を落ち着かせ、
もう一度利上げモードに行きたいのが本音でしょうが、米国の大幅利下げで身動きが取れなくなりそうです。 イギリスは、ノーザンロック以外の問題となる金融機関が出てくれば、利下げの動きが出てくるでしょう。 今日の議事録も、問題発生前なのであまり指標にはなりません。 この結果でポンドが動いたら、
逆張りでいいのでしょう。 米国株の業界のことわざで、お上には逆らうな!をよく耳にします。
確かにFRBが利下げを始めると、株価は上昇し、逆に上げると下がっていくのが今までの法則でした。
しかし、今回は株価と商品相場の上昇が先で利上げがついてきていたので、利下げにはいっても
どうでしょう? すんなり株価がこのまま上昇していくとは思えません。 今回のインフレや好景気がバブルだとすると、中央銀行は先に政策を打っていくことは難しいでしょう。 バブルには先行きの景気によい
指標と悪い材料の両方が常に存在するからです。 今回の悪材料は原油だかをきっかけとするインフレ
です。 また、デフレという反対の経済もそうです。 日銀の政策は諸々の障害で、後手に回ってしまいます。 その後に待っているのは、日本はインフレバブルと米国のスタグフレーションでしょうか。
景気サイクルも相場としてみると行き過ぎたら、必ず逆に行き過ぎるのです。 ポンドドルも1.98で下がりすぎ、2.02は上がりすぎたのです、落ち着きどころを探る展開になるでしょう。 円キャリーの復活は、ドル円が117円を越えてから考えましょう。
2007.9.19日 4:20更新
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