FX予言集 フィリップFXブログ
スプレッド
最近の乱高下で、インターバンクのレートが非常にワイドになっています。 今までは、2年間ほど動きが小さかったので、スプレッドを縮小する動きが全体に出ていましたが、こうなると狭めるどころかワイドにせざるを得ません。 カバー先や通貨ペアによっては、20-40ポイントを出して、それでヒットしても断られるような相場ですから、なかなかスピード感を感じます。 レートを出している元である、巨大金融機関でもそうなんですから、どうしようもありません。 株や先物で言えば、ストップ安やストップ高に近いような方向性が出て、トレンドフォローでの成り行き注文が頻繁に出やすく、OTC特有のワイドでもなんとか約定できるので、他の市場よりはやりやすいと感じるのは私だけではないでしょう。 今までが、動きがなさすぎて変な相場でした。 これくらいの相場は一昔前は、あたりまえのようにあったので、懐かしいくらいです。 やっと正常に動きが出だした外国為替は、流動性が高まり動きが荒く、一方通行になりやすくなり特長があるので、ストップ注文を置けないとまず勝てなくなりますね。 しかし、この2年間の値動きは異常でしたので、プロほど勝てる相場展開に期待しています。
さて、相場動向ですが、ドル円は111、50-55で一旦底をつけて115.45まで戻し次の方向を探る前に利食いとロスカットの調整が入っています。 米国株の戻しが約45%あった割には、クロス円やドル円は平均で20%ほどしかないので、エンキャリーのロング解消の売りが相当でている感じです。 こういう急落のあとで、戻しが限定される雰囲気だと輸出の売りが下がってきますので、大量の需要である円買いが頭を抑えて、再度、大手ファンドに下を向かせる背景になってきます。 円売りは相当注意してください。
次のサブプライム関連会社の倒産などが報道されると、110円割れてもおかしくはないと思います。
それで、米国がFF金利を下げてもドル売りの目も考えられ、どっちにしろ円キャリーの更なる縮小プラス
円高トレンドが確立してしまいます。 トレンドが高値から変わってしまえば、少なくとも半年は同じ方向に進むのが常ですから、どこまで下がるのかは神のみぞ知るところになってしまいます。 米国ダウ平均が高値更新になると話は別ですが、今現在の状況では確率は相当低いと思います。外国為替はファンダメンタル以上にテクニカルな動きが強く出てしまいがちですから、注意して投資に励んでください。
ちゃんと、トレンドを掴んしまい、波に乗れれば勝ちやすい相場でもあるのでストップ設定でリスクを抑え、
余裕資金で投資をしてください。
2007.8.21日 6:40更新
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