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FX予言集 フィリップFXブログ

円キャリーの終焉近し!

金曜日の米国公定歩合の0.5%下げで、一旦はクロス円の暴力的な売りが少し収まっています。
ロンドン市場で、FT株がプラスに転じていたので、変だなと思っていました。 米国の公定歩合は、日本のとは違い企業向けの基準金利です。 FF金利が金融機関向けの、日本で言う公定歩合で米国の基本的な政策金利となるので、のりしろを残して相場を落ち着かせようとしています。 また株式市場の混乱元である、サブプライム関係の悪材料が出れば、FFを下げていくのでしょう。 サブプライムの変動金利が変更になるの見越しての引き下げとすれば、FFまで下げていくべきだと思います。
しかし、サブプライム以外での経済懸念である、商品相場が下げだして材料費の価格が下がるまで落ち着けば、米国のみではなく、世界中のインフレが少しづつ落ち着いてくるでしょう。 サブプライム問題は、債権商品とも絡んでいるので短期間では終わらないでしょうから、今度インフレが沈静化しだすと景気下ぶれの懸念も考えなくてはなりません。 ただその時に、金利を下げればよいのですから、商品相場さえ下がった水準で推移してくれれば、景気も腰折れを回避できるでしょう。 今までがおかしな経済情勢だったので、円キャリーの巻き戻しは、まともな経済への巻き戻しとも言えるでしょう。 日本の異常な低金利での過動流動性、かつ中国経済の急上昇、かつイラク戦争での原油高騰であふれたお金が、世界中の物価をつりあげてしまったのは、残念でしょうが。 それは、言い換えると「相場は必ず行き過ぎる」という格言のいうとおりです。 日本も超インフレバブルから、20年間の不況、デフレでしたから、今度は逆に行き過ぎるのも見えています。 海外景気の落ち着きを見て、早く日銀は金利をあげないと、将来バブルの再来を防げなくなるでしょう。
約2年間、為替相場の動きがキャリー取引で制限され、ボラティリティが相当低く、通貨ペアのスプレッドが縮小するような異常な相場でしたから、これから少なくとも半年は動きが激しくなると予想しています。
しばらく、大幅なレンジ相場で調整しそうですが、それ以降は、ドル円やクロス円は乱高下しながら徐々に水準を下げていくでしょう。 とりあえず、105円までのターゲットが見えてくると思います。 
ユーロ円は145円はしょうがないでしょう。

2007.8.20日 6:21更新

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