FX予言集 フィリップFXブログ
利上げ牽制
欧州危機を忘れるなと言わんばかりの格下げが相次いでおり、ECBのインフレに対抗しての利上げへの牽制とも捉えられやすく、またポジション調整も加味しての欧州通貨売りが加速している。 訂正ドル買いも中には入っているが、それより欧州への売りが顕著ではなかろうか。 ポルトガルの国債入札は順調だったが、ギリシャ6行が格下げとなってユーロが売られたが、ECBがギリシャ国債を買っているという噂で一時は上昇に転じたが上値の重い状態が続いている。 これだからECBも簡単には動けない、地政学的要因と自分たちが作った枠組みの中でもがくのはしょうがない事であろう。 今日も日中はドル買いでドル円の上昇に連れていたユーロ円だが、スペインのソブリン債格下げでアウトルックもネガティブ維持となり狭いレンジの114.80を一気に下抜け、レンジで買っていた向きの投げが出ているようだ。 ユーロドルもサポートライン1.3770に向かって下落しているが、1.3800の小さなサポートでひとまず止まっている。 ECB月報を控えて売り込むのも限界であろうが、その後はまた軟調推移となる可能性は大きい。 下抜けすると1.3600の重要なサポートがあるが、その前に1.3730辺りの買いバリアーを破る必要がある。 今日は英国中銀の金利政策委員会も控えていることからポンドが利上げ期待で堅調さを保っており、ユーロポンドの下落に繋がっている。 スイスには中東懸念継続で依然買いが集まっており、スイス円は先週金曜日以来89円台を付けた。 高値の89.30を越えて、90円に到達するのか興味深い。
2011.3.10日 5:34更新
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