FX予言集 フィリップFXブログ
連想
いつもは戦争や反政府でもなどの騒乱があると戦時のドル買いとなるが今回は違っている。 中東の原油価格の高騰で、イラク戦争以来の米国の立場の悪さもあって米国の景気へ冷や水を与える憶測で債券が買われてドル売りとなっていて、現在の原油価格の高止まりでの価格レベルも要因となっているのではないか。 チュニジア、エジプト、リビアと続く長期政権への反乱で、近隣諸国への反政府運動の更なる高まりが懸念されてきたことでそれを織り込む動きとなっている。 ドル売りが更に進んでユーロドルが年初来高値を更新し、スイス買いが顕著となっている。 次はサウジかという連想から動意を見せ始めた相場であるが、欧州危機のように報道が先回りしだすとある程度の突っ込み相場はあると思うが行き過ぎることが多く戻しも気をつける必要があるだろう。 報道で近隣諸国に懸念が及ぶとそれらの政府は先回りの手を打って出る準備に掛かるために、火消しのリリーフ陣が出動する動きだ。 最初の手でもうまくいかずマスコミが煽ると、抑えの準備にかかり守護神の登場となるのは政治でも同じ。 もし連鎖が及んでも絶対的守護神が抑え、火消しの役割を果たしてくれるのは時間の問題であろう。 インターネットで庶民の同意を得られるのが早く対処する時間もままならなくなった。 Google などで民主化報道が増えれば、スピードに勝る市民は絶対的守護神も打ち込み続ける可能性も否定できない。 政府はそれも鑑みて試合放棄をするのか、引き分けに持ち込むのか市場が裁量を求めるように促していくのであろう。 原油が豊富にあるのでなかなか火消しも難しいかもしれないが。
2011.2.24日 8:16更新
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