FX予言集 フィリップFXブログ
悪い金利上昇で
欧州各国の財政不安で軟調推移となっているユーロであるが、米国もまたFRBの第二段金融緩和で財政悪化を懸念して長期金利が上昇し、経済に悪影響を及ぼすかのように同意している。 金利高が続くと国債への格付け不安も増大してくる可能性があるため、ブッシュ減税などで消費を好転させ、またドル安で輸出企業を潤し雇用を増やしていきたいという思惑もあって、ユーロでの懸念が落ち着くとドル安へと転換してくる可能性は否定できない。 それにはタイムリミットが付けられているはずで、なんとか来年中には利上げが出来る環境になって欲しいということであろうか。 来年早々一旦はドル安への煽動が見られるのではないか。 ドル円は米国の金利と連動して日本のそれも上昇しているために金利差があまり開かず、上昇も息切れ気味で来年3月に近づいての輸出企業のドル売り背景で円高へと流れが出ることもあるだろう。 そうなる前に85円は越えていきたいところだが、日銀がせっせと国債や不動産投信を買っても届かなく、米国と同様やりすぎると格付け問題にぶち当たるというジレンマになっているから難儀な課題はしばらく続いていくだろう。 世界経済にとっては、新興国だけは静かに堅調さを保って欲しいのだが。
2010.12.22日 5:41更新
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