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FX予言集 フィリップFXブログ

兵糧攻め?

中国の利上げはあったものの想定内で、影響を受けやすい豪ドルは豪円と共に発表直後にやや弱含んだがその後は切り替えしている。 83円台間近であるが、ドル円の売りの多さにやや失速気味だとは言っても買い材料は多く、雇用環境が先行きも明るいためにインフレ懸念が囁かれていることで、これまでの利上げで一旦落ち着いた金利も数ヵ月後に再度動かす必要が出てくると考えさせられるほど米国の金融緩和からの影響は大きいと思われる。 日、米、英に次いで欧州までもが金融緩和となるとこういう新興国化している先進国にマネーは流れやすい。 問題はそういう国々が他国の金融緩和の煽りを食う状況下においての金融調整が非常に難しくなるという事。 同じく中国などの新興国を含めて、カナダなどは資源価格に影響されやすいために来年以降は非常に難儀な局面となってくるだろう。 バブル退治となるとタイミングがやっかいで、中国がそれを克服しようとなんとか利上げを連続して行っていて今日も0.5%の利上げを発表しているが、不動産価格に過熱感が台頭していて収まる気配がないことでなかなか苦しい胸の内ではないだろうか。 元への圧力も相当なものであるが、米国の壮大な金融緩和はいろんな角度から中国への圧力となって影響を及ぼしていて、バブル崩壊となってくると世界的に大きな痛手を負うだけに政府、中銀は自国のみならず世界経済への影響をも鑑みる責任を問われるはずであるだけに慎重な作業が必要となる。 ニューヨーク市場では昨日も、今日も米国金利水準に振り回されている。 これはクロス円がドル円からの影響を大きく受けている事でわかり、さすがに欧州市場では対ドルと連動しているが米国市場が開けると動きが変化している。 
来週は火曜日のFOMCに注目が集まる。

2010.12.11日 4:22更新

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