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FX予言集 フィリップFXブログ

85円は近いようで遠いのか

高所得者に恵みの多いとされるいわゆるブッシュ減税を掲げている共和党に対し、オバマ大統領が譲歩した形で合意となり2年間の一時的だが延長する方針を示した。 これによる米国財政赤字の膨らみと景気拡大期待が長期金利を押し上げ、ドル買いを促した。 短期では過熱感の出ていたユーロの買戻しでドルショート、ユーロロングのポジション調整も含めてドル買いが強まった。 米国10年債価格は今年6月以来の水準まで下落し、米国株式はもみあいに徹していたが、最高値直前で上値を模索する動きが制限されたようだ。 本日も引き続き金利は上昇しており、さすがに株価には良い影響は及ぼさないようで軟調推移となっている。 低金利で支えられてきた株価は、皮肉にも減税継続での景気浮揚策のために上値を抑えられていることは、テクニカルでは株価もそろそろピークに近いのかもしれないが、今週高値更新となれば新たなレンジを想定しやすくなる。  逆に日経平均は今週金曜日のSQ前に軟調推移が見込まれていたが、なかなか下がる様子は見当たらない。 しばらくは海外の株価に追いつく動きを示していくかもしれない。 こうなるとクロス円は難しいが、金利上昇が早すぎるために若干の下げは見込まれるので相対的には堅調推移となっていくと思っている。 ドル円は2日続伸で84円台を堅調推移、85円台に乗せていくのか否か、米国長期金利と連動していることでここからの上昇は株価が下がる要因となりクロス円の売りで上げも遅くなりそう。 輸出勢も売りが控えていると予想されてもテクニカルでは可能性が大きいが、需給要因から85円は近いようで遠いレベルなのかもしれない。

2010.12.9日 4:18更新

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