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FX予言集 フィリップFXブログ

ポジション調整は一巡か

 IMM通貨先物での取り組みは、先週ドルの買い越しポジションが約60%も減少し、ドル買いの主役は買い戻しであったことが証明される。(IMM通貨先物取り組みポジション推移は当社ホームページからご覧になれます。 http://www.phillipfinancials.com/fxmarket/reports/imm.php)。 その中でユーロは売りこしに転じており、買い越し比率が大きかったカナダドル買い越しが大幅減少しているのは、金価格の動向も背景にあるのであろうか。 ここのところユーロ売りでユーロスイスの下落も大きく2ヵ月半振りに1.3100まで達していて、アイルランドや南欧懸念が覆うユーロの避難先としても機能しているようだ。 円に対しても堅調だが、ドルに対しては弱い状況は続いておりドルの強さが目立っている。 ドルインデックスは、75台から81台を回復しており81.7付近を目指しているものと考える。 もし82を抜けると84台が射程権に入ってくることで、上昇に弾みがつく可能性が大きくなりそうだ。 ユーロドルの1.30割れがあるとすれば、そこからの動きでトレンド変化が読み取れてくるのではないだろうか。 急激なドルの買い戻しでIMMでのポジションも減少していて、調整での買戻しはそろそろ終盤であり、ユーロ売り要因でのドル買いに繋がっていて、その背景でどこまで上値を伸ばせるのかということに掛かっているのかもしれないが、年末特有の薄い相場で行き過ぎの動きが助長されることも加味しておくほうが良いだろう。 欧州はポルトガルには十分な基金を積んでいるようだが、スペインとなると不足する可能性が大きいために市場はそこまでのリスク波及があるのかで相場の動きが変わってくると思われ、ユーロ通貨にとってはしばらくは緊張感のある相場展開が続くであろう。

2010.11.30日 8:55更新

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