FX予言集 フィリップFXブログ
地政学リスクでもユーロ主導の動き
欧州時間にドル円85円突入かというところで売りに押されて失敗。 ユーロ円の115円台と同様に売りが多くあるのであろうことが予想される。 ユーロドルは、アイルランドの格付けがS&Pにより2段階下がったことに加えてPIGGS問題がまた再燃しているようで、1.34を割れて下落トレンドの可能性が大きくなっている。 北朝鮮の砲撃が地政学的リスクとなったが、ポジション調整のタイミングを図っていたこともあって、ダウ平均が下落してクロス円の売りが投機的にはいったようである。 ユーロに続きポンドが売られているのは、中銀委員は利上げから緩和までまちまちな状況であるが、米国の金融緩和から連想される同調の動きの思惑が背景にありそうだ。
ポンドドルは高値1.6突破に失敗して調整していたことから年末にかけてのロング手仕舞い売りも出ているようで、1.5700が重要なテクニカルサポートとして来週末まで機能するが、ユーロドルの下げが大きくなるとここを割れて軟調気配の動きが見えてくる可能性がある。 下のターゲットは短期では1.3260付近で、今は1.33割れだが若干戻している。
また有事となると商品相場へマネーの移動もあって資源国通貨である豪円やカナダ円は比較的値を戻しやすく、材料が出尽くすと金利面でも買われやすい地合は引き続き強いであろうから株価の下落とポジション調整以外には売り材料があまり見当たらない。 国内となると隣国での有事と年末で資金供給額が増大することも考えられるとクロス円にとっては下値リスクが限定的となって上げ下げの中で様子見という展開も考えられるであろう。
2010.11.24日 6:28更新
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