FX予言集 フィリップFXブログ
サプライズ利上げ
昨日は買い誤注文騒ぎが介入観測を呼んで急騰したドル円であるが、上値の重さを再確認して下落に転じたが、イベントを前にして下押しはあまりなく80円台半ばでの推移が続いている。 オーストラリア中銀は本日、据え置き予想に反して0.25%の利上げを行い、米国の金融緩和からのマネーの飛び火を防ぐかのように先に金利操作をすることとなった。 商品相場の金と原油は堅調さを保っており、食品価格の軟化でインフレ率は低下傾向だが、住宅販売動向が好調なことや中国経済成長の減速懸念が後退している事もあり景気過熱感に先手を打った動きとなった。 豪円、豪ドル共にサプライズから急上昇し、市場では豪ドル容認とも受け止められており、前回の高値である1.0005-10以上のストップを狙っている様子が伺え、1.1台までの可能性も出てきた。 豪円は81円台での売りはまだ多いと思われており、ドル円が下落傾向は変わっていないことから、あっても81.20辺りまでに限定されようが、対ドルは上値余地が出てくるのではなかろうか。 ちなみにインドも先ほど0.25%の利上げを行っており、先進諸国の低金利傾向と新興国とそれに影響を受けやすいオセアニア諸国の金利高が鮮明となっており、金利差がこれからも開く可能性も否定できない。 それがカナダ円の上昇にも見てとれるのではないか。 市場ではヘッジファンドの解約手仕舞いのドル買いやテクニカル要素での買い戻しのタイミング時期が近いとの観測があり、一段のドル安からの転換の可能性を示唆する向きも出てきているだけに、今週のイベント後の動きは一過性のドル買いとなるのか、下値の突っ込み売りが見られるのか徐々に短期筋の動きが気になる相場になってくる。
2010.11.2日 5:33更新
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