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FX予言集 フィリップFXブログ

売り買い交錯

ドル円は、急騰からじりじり値を下げて元のレベルへと回帰しずるずる下値を模索する動きが顕著に出ている。 本当に介入があったかは不確かだが、あの上昇は動いたとしか思えない、どちらにせよ9月中の介入実績が木曜日の30日に発表になるから、その時点で真偽はおおよそわかるであろう。 介入は非不胎化という形で市場へ放置され、実質金融緩和のようなものである程度の資金を市場へ流出していることで、円高を食い止める役割を増やしているのであるが、当事者の日銀側からの強いメッセージがなければデフレ=
円高のコンビネーション不況はじりじりと経済を蝕んでいくのだろうか。 デフレというと将来の現金価値の下落から、将来働いていこうという若者のやる気と言う面ではややマイナスだがよく考えると消費財が安くなっており実際の家計負担は減っているだが、家計に影響が出やすい食料や原油価格などが下がらないことでそれも実感が少ない。 持ち家やマンションなどの住宅、不動産価格が下がっているのは結構だが、それも普通は借金となるので先行き経済が不安だと手を出しづらくなる結果となる。 以前は上がり基調だったために多少無理をしてでも買うという行動がないので、生活防衛が増え貯蓄率の上昇は止まらない。 貯蓄が消費へと1割でも動けばたちまち経済は立ち直りインフレか懸念までも考えられるだろう。 やはり目に見えるマネーを動かすのは、目に見えないマインドをまず動かすことではないのだろうか。 根は深いが、ともかく強い意志表示が国民のやる気を変えてくれそうだと思うのだが。 
 今週は、29日の日銀短観があり、この結果を受けて来月初旬のG7までに量的緩和への圧力が掛かってくることになり、今週はイベントが多く介入警戒感は拭えず、ドル円の下値模索があってもあまり深くはなさそうだと思っている。 月末の投信設定によりドル買い需要と中間期末のドル売り観測から売り需要で綱引きとなると思われるが、日本市場に限れば若干売り優勢を予想している。 米国ダウの今年最高値更新からどこまで上値を追うのか、クロス円相場への連動性から気になるところ。 通常9,10月は投信の決済などで軟調となりやすい米国株式市場であるが、今年は恐らく中間選挙へ向けて値を維持するような思惑が出ているのであろう。  

2010.9.27日 10:55更新

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