FX予言集 フィリップFXブログ
株価の上昇がクロス円を牽引
昨日、クロス円はショートカバーが入っているところでオーストラリアの雇用統計の結果が予想を大幅に上回ったことで上昇基調を強めた。 その後欧州市場でも株価の3日連続の大幅上昇から堅調推移のクロス円は、米国市場に入っても新規失業保険件数の減少や原油在庫が予想以上に減少したことからダウ平均も連騰となったことで上げ幅を拡大している。 更に米国財務相が為替報告を発表し、中国の為替操作国認定は見送った結論となったことも円安をサポートしたようだ。 ニューヨークダウ平均は、売りサイドからのショートカバーがまだ中心であり、10200ドル付近にある抵抗線をしっかり抜けるまでは下値不安は残ってしまう。 3連騰した後の金曜日の今日の動きは、テクニカルの面からも注目されよう。
ユーロの買いも強まっており、クロス円ではユーロ円が全体をリードしている状況にある。 先月末の安値107.30付近から高値は今のところ112.55近辺まであった。 戻りが大きく安値以前の高値113.38付近まで約75%の戻しを見ていることで、高値奪回のターゲットが市場では設定されやすく狙われやすい。 テクニカル、ポジション要因からの買いはそろそろ終わりそうな感じがしており、ファンダメンタル重視に戻っていく相場になっていくと思っているので、テクニカル派にターゲット設定しやすいがファンダメンタル派はここを騙しとして下落して欲しいという動きも出てくるであろう。 テクニカルでは買い、ファンダメンタルでは売りというスタンスとなろうか。 大きな材料としては、欧州のストレステストという金融機関への資産査定の結果がはっきりするまでは、ユーロドルの1.28台を頭に安値との間でのレンジとなる公算を予想する。 このレベルを上に抜けてくれば大きな転換となる可能性もあるから、重要な節目が近づいているのかもしれないことは頭に入れておこう。 またドル円は、89円台に抵抗線が多く輸出勢の売りも予想されることから重いがクロス円の上昇で突破する可能性もある。 しかし、今日は週末前ということで逆に短期ロングの利益確定売りがある程度出るのではないかと思っている。
2010.7.9日 12:27更新
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