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FX予言集 フィリップFXブログ

豪円のテクニカル水準

 中国政府が日本の国債購入を増額している報道で円高妙味が出て、円が買われている。
欧州のストレステストの結果が今月後半にも発表されるという見方もクロス円の重しになっているようだ。 しかし国債バブルと言われているように、日銀が20年間もせっせと刷っている紙幣は国債へと流れ市場へは出てこないままデフレとなって、個人的には中国の物価が上昇するまでの我慢かと思っていたが、こういう動きでまたデフレ対策も危機感の減退で遅れをとってしまうのか皮肉なものである。 海外から日本への投資も世の中へ出回らないと意味がない。 金利が低く、国内の会社の内部留保が多いうちに法人税率を低下させるのは、雇用面からも必須マニュフェストとなってきそうだ。 
円高で日経平均が下落していることもクロス円の軟調理由とされ、ちょっとした売り仕掛けも出ているような動きも見られる。 米国失業率の前後に買われたクロス円に売りが入っているだけなのだろうが、その上オセアニア円の軟調が目立っており豪円の71.75円辺りの強い抵抗線をターゲットとして下落しているのであるが、そこを下に抜けると損失売りを巻き込んでポジション解消相場となる可能性があり、テクニカルでは下へトレンドが出る可能性もあるために、豪国の貿易指標は予想外の好結果であってもなかなか上昇とはいかない。 このテクニカルの動きを逆転させるためには、ファンダメンタルの強い指標が欲しいところで、貿易収支は予想の約3倍のプラスであり、依然豪国経済への寄与が大きく影響しそうであり、先進国の中でも好調を維持する可能性は大きい。 午後からの政策金利理事会への関心が高まっており、利上げ打ち止め感からの微妙なニュアンスの違いで動きが出る可能性がある。 また中国の株式市場も下げ止まり感が出ているのは、この国への影響としてはプラスと捉えられるために、72円台への突込みに失敗すると75円手前までの戻りは考えられる。 ただポジションの傾きの大きさから、どちらかと言うとリスクはまだ下方向へが大きいだろう。

2010.7.6日 11:18更新

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