FX予言集 フィリップFXブログ
ドル売り
スペインの国債入札を好感して上昇し始めたユーロは、その後ほぼ全ての通貨に対して大幅な上昇をみせた。 ECBの供給オペも順調に進み、悪材料が出尽くしたことで短期ショートカバーに加えて、米国雇用統計の悪化を見込むドル売りが持ち込まれているようであり、指標前にあまりユーロ買いが進むと乱高下のマーケットとなる可能性がある。 懸念材料のある通貨へ売りが集中する動きが顕著に出ている中でマーケットは若干ドル売りのポジション形勢であろうか。 結果が良ければドル買いが旺盛に出ようが、悪ければ一時は突っ込む可能性も否定できない。 欧州危機や米国の政策後の景気が危ぶまれることで低金利継続からマネーが暴れだす兆候は為替でも顕著に出てくると変動幅が大きくなり、今夜のマーケットも侮れない。 最近は、対ドル、対円と相まって特に欧州市場では対欧州通貨での動きが目立つ傾向にあり、クロス円は世界の株式動向に左右されるが、他の通貨はその都度性格を変えて動きが複雑になっている。 例えば、スイスへの買いが強い傾向が続いており介入警戒もあるが、スイス中銀のコメントで右往左往とスイス円、ドルスイス、ユーロスイスにポンドスイスまでが乱高下となるので、面白い相場だが気を抜けない。 その証拠にクロス円は全般弱めの動きだが、スイス円だけは上昇している。 マネーの増大でシナリオが確立されると大きく突っ込む傾向はこれから強まっていきそうだ。 そういう面では、金融庁主導でのレバレッジ制限は悪くないのかもしれない。
2010.7.2日 5:12更新
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