FX予言集 フィリップFXブログ
今週は調整?
米国株まで欧州でのユーロ圏経済懸念が背景で下がり始めた事で、ガイトナー米国財務長官が訪欧することになった。 中国の不動産価格に過熱感があり、新興国の景気動向も一時の勢いが失せてしまうバブル崩壊に似た現象も懸念の一つであるために、とりあえず欧州との緊密な情報を通して関係度を市場に見せておくことである程度の牽制としたいのであろうか。 先週は、ユーロの買戻しで1.36台後半まで上昇したユーロドルだが、週末にスペインの金融機関であるカハスール銀行が国の管理下に置かれたことで、下げに転じ現在は1.23台へ再び沈んでいる。 ギリシャ以外でも、スペインやポルトガルがユーロを脱会するとの専門家の話も出ており、悪材料に反応している。 ここのところユーロ安でドイツの輸出が伸びてきていて、原油価格が下がってきているなど良い面もあるが、悪いユーロ安は長い目でみるとインフレの原因ともなりやすく欧州もユーロ安を本当に望んでいるかどうかは疑わしい。 今週は、先週までの変動率が異常に高かったことの反動やユーロの若干の買戻しが入ったことで下値に多少ながらも堅さは出てきていることもあり、ポジション調整となる動きを予想している。 但し、欧州発の悪材料次第ではユーロ売りも再度入る可能性もあり予断は許さない。 ユーロドルは1.37台に乗せることがあれば、調整も長引くのではないだろうか。
2010.5.24日 9:47更新
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