FX予言集 フィリップFXブログ
ギリシャがまた格下げ
昨日格付け機関ムーディーズがギリシャのソブリン格付けをA3へと格下げした事で、ある程度市場は警戒し織り込んでいたのにも関わらず、ユーロは下落基調が連日のように続いている。 G7を前にして売り方の利食いも出ていると思われ、下げ幅は大きくないが連日の下げに買い方には非常に怖い相場となっている。 一旦サポートラインを割れると大きく下げ、戻りがほとんどないまま軟調推移で次のサポートを割っていく動きである。 出来高の多いユーロは、比較的長い間の方向性が確保されやすいためにこの流れを引っくり返すには、悪材料の2倍以上のインパクトがある好材料が必要であるのではないか。 テクニカル的には、安値更新後大きい幅で急速に下げてしまうと売られすぎが台頭しそうだがそううまくはいかない。 ギリシャへの言及がG20ではされているが、解決に向けて欧州の協調や財政赤字に対して具体的な話が出なければ、ユーロドルのサポートは1.3000に現在あって、来週にかけてここまでのトライがあるかもしれない。
米国の次のFOMCが来週に控えていて、長期間の金融緩和維持という文言に変更があるのか注目されている。 8-9割の専門家が夏から秋にかけての実質的な金融緩和打ち止めの動きを予想しているようだ。 しかし政府からの財政支出が一旦切れてしまう為に、自立的な消費活動や輸出の伸びなどで米国経済の下支えとなるかもまだまだら模様であろうか。 ただ新興国の堅い消費がこれを支え商品相場の堅調さをもたらすと、世界的にもインフレに目が行く事であろう。 ここからのクロス円、ドル円の堅調さは新興国が握っているといってもおかしくはない。
2010.4.23日 4:44更新
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